「トコトコ季語かるた」のご紹介


「トコトコ季語かるた」は、未来を担う子ども達のための、美しい日本語「季語」が楽しく学べる、初めてのかるたです。例えば、春の季語には「山笑う」「風光る」などがあります。桜や木々の芽吹く山が遠くから見ると笑っているように見えるという「山笑う」、早春の風が光っているように感じるという「風光る」という言葉です。そのような「季語」を知ることであらためて日本の四季の美しさ、日本語の繊細さに気づき、情緒を育むことが出来ると私たちは考えます。

<このかるたの特徴>

①春夏秋冬それぞれ13ずつの、子ども達に伝えたい季語を52厳選し、その季語を入れた俳句を、俳句座☆シーズンズ会員が制作(俳人 黛まどかの句も2句収録。また俳句は黛まどかが監修)。子ども達の生活を句に詠み込み、分かりやすい俳句になっています。


②絵札には季語、読み札には俳句が載っており、俳句を聞いて季語の絵札を探すかるたです。俳句の調べを耳で聞き、情景を思い描きそこにある季節=季語を探します。絵札にはシンプルに季語のみが描かれ、余白を多くとったレイアウトにしてあります。その言葉の背景にある空気や音などを感じ取ってもらうためです。情報を出来るだけそぎ落とすことで、想像する力を養い、情緒を育みます。


③季語は「年行事」「空」「花」「風」「山」「生物」「食」「遊び」「その他」の9つのシリーズに分けられており、そのうち「年行事」「空」「風」「山」には絵札のイラストに共通性を持たせています。例えば、「山」「空」は同じ場所から見上げた情景が描かれています。シリーズごとに、「空」「風」「山」のカードを並べれば、一年の移り変わりを知ることが出来ます。絵札には四季ごとに4色で枠を色分けしてあり、四季ごとの季語を楽しむ横軸と、一年の移り変わりを感じる縦軸とがあり、体系的に季節を感じることが出来ます。かるた取りが終わったあとは、持ち札の中にそのシリーズが揃っていればプラスの得点が得られる、というゲーム性を持たせています。ちなみに、「年行事」の札は1月から12月までありますが、絵の中に隠し数字が忍ばせてあり、それを探すのも一興です。

 ④かるたの裏面は絵合わせになっており、104枚全てつなげると四季の移り変わりの楽しい絵が完成します。完成図をあえて掲載せず、答えのない中での作業は忍耐力の形成にも役立つと考えます。一人より、ぜひご家族で力を合わせて取り組んでいただきたいものです。 


⑤28ページの解説書つきで、季語の解説と俳句の鑑賞が載っていますので、俳句にあまり馴染みのない方にも季語や句を理解していただけます。この解説書はぜひ大人の方にも読んでいただきたいものです。四季ごとに楽しいコラムも掲載しています。


⑥「トコトコ」の由来は、親と子、先生と子、おじいちゃん、おばあちゃんと子、もちろん子と子、さまざまなつながりの中で、かるた遊びを楽しみ、その後で季語を探しにトコトコ外へ出かけてみよう、というところから来ています。


⑦主な対象年齢は小学生ですが、小さなお子様からお年寄りまで、世代を超えて楽しんでいただけるかるたです。
 

「空シリーズ」(同じ場所から見上げた空が季節ごとに変わっていきます。)
「空シリーズ」(同じ場所から見上げた空が季節ごとに変わっていきます。)
解説書(季語の説明のほか、ゲームなど遊び方もご紹介しています。)
解説書(季語の説明のほか、ゲームなど遊び方もご紹介しています。)

トコトコ季語かるた

定価 2,000円(税込)送料別。インターネット割引あり。

詳しいご注文方法は、「ご注文方法」のページをご覧ください。

絵札・読札 各52枚。28ページ解説書付。札の裏面は104枚で作る絵合わせになっています。

 

監修 黛まどか

イラスト 高橋和枝

デザイン 小田切信二

制作・発行 俳句座☆シーズンズ

                      haikuza-seasons@nifty.com