姫路城の北東に位置する野里町。歌舞伎や浄瑠璃にも取り上げられている「お夏 清十郎」のお墓がある慶雲寺もあり、虫籠窓の町家が残る風情ある街並み。この街並みにある井上書林さんで、7月23日「トコトコ季語かるた」のワークショップをさせていただきました!井上書林さんは創業が明治28年という姫路で一番の老舗書店さん。教科書の取扱いから様々なジャンルの本、知育玩具や可愛い雑貨も取り扱っていらっしゃって、その上カフェもあるという素敵なお店!小さなお子さんと一緒にゆっくり本を選ぶことができます。
そんな井上書林さんは毎月第三土曜日に「おはなしひろば」という読み聞かせを中心としたお子さん向けのイベントを開催されていて、ご縁をいただいて「トコトコ季語かるた」のワークショップをさせていただくことができました。
この日参加してくれたのは小学校1年生と2年生の元気な男の子と女の子、合わせて9人と、1年生の男の子の3歳の弟君。はじめは「山笑う」「山滴る」「山粧う」「山眠る」などの季語のお話から。みんな真剣なまなざしでお話を聞いてくれて、「夏と言えば?」という質問にも、元気にポンポン答えが飛び出しました。そしてお待ちかねの「トコトコ季語かるた」。季語を確認しながら元気よくそして仲良く遊んでくれました。お兄ちゃんは3歳の弟君の手を取ってかるたを取らせてあげたり、他の子も取った札を3歳君にあげたり、とっても優しいみんなでした。かるたとりの後は、みんなの俳句づくり。みんな一生懸命考えてくれました。俳句ができたら白い札に書き、もう一枚の札に絵を描いて自分のかるたを作ります。最後に自分たちのかるたを入れて、もう一度「トコトコ季語かるた」をして遊びました。
私たちが後片付けをしていると、一人の男の子がこんなことを言ってくれました!「また来てくれる?ぼく、それまでにいっぱい はいくを作っておくから。」と。その笑顔がとても嬉しかったです。そして、みんなが夏休みの思い出を俳句にしてくれたら嬉しいな・・・と思いつつ、姫路を後にしました。また是非お邪魔させていただきたいです!
ゆきだるま かぞくみんなで つくったよ ともき 3 歳
あさおきて らじをたいそう おおさわぎ ひろと 1年生
おつきさま ひらきらきらと ひかってる たくむ 1年生
きゃんぷはね よるまでみんなと かくれんぼ こうせい 1年生
なつやすみ いもうととあそぶ たのしいな る か 1年生
あじさいは いろんないろが きれいです ま お 1年生
あさおきて あさがおみずやり たのしいな あさひ 1年生
かきごおり みんなでたべる おいしいな たまき 1年生
なつやすみ しゅくだいいっぱい がんばるぞ あ い 1年生
どんぐりを さがして犬の さんぽ道 ゆうか 2年生
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